藤岡さんから今回は4月、5月の活動報告が届きました。今回も藤岡さんのプライベートとともにご紹介します (写真はもちろん大きなJPEG写真にリンクしてありますので、パースやタスマニアの素敵な写真をお楽しみください) 。
感想のメールもお待ちしています。

みなさんお元気ですか? 久しぶりのお手紙です。

まずは先月の話。 またオーストラリアにいって来ました。
パースは2回目。 楽しい1週間でした。オーケストラの前列のイギリスのおじさん達は相変わらずロンドンじ込みプロ根性を見せてくれて面白かったし勉強になった。
 メインはプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」。ところでこのリハーサル初日直前にヴァイオリンのソリストがキャンセルして急遽23歳のコンサートマスターがソリストになった。オケとは一度も弾いたことないって言ってたけど、初日のリハ―サルから暗譜でショーソンの「詩曲」とラヴェルの「ツィガ―ヌ」を弾いてのけた。脱帽です。彼はイスラエルから去年移ってきたばかり。まだ若いのでこれからが楽しみです。


パースの街のお気に入りのオープンカフェ

右の白い建物がコンサートホール


それにしてもここのコンサートホールは素晴らしい。
それに毎月ほとんど毎週末2回コンサートが行われて、お客さんの入りも毎回すごくいいというからびっくり

パースの次ぎはおなじみのタスマニア。
ソリストはパースをぎっくり腰でキャンセルしたRegis Pasquier 。曲は僕の大好きなプロコフィエフの1番。
年齢を感じさせない若々しい素敵なソロでした。

こういう一級の人はリハーサル中言葉では何も言わず、演奏でオーケストラをコントロールしちゃう。スコアも知り尽くしてた。それにしてもフランス人って本当にチャーミングだなぁ。このおじさんも60代半ばって言うのにまるで少年のようで、何より音楽大好きなのが伝わってきた。後半はドヴォルジャークの8番を振ってきました。


コンサートの次の日に名古屋へ。名古屋国際音楽祭のオープニングガラ。 いろんなソロの人達と共演できるのは楽しいけど大変だった。 その後トッパンホールで日フィルとのハイドン。日フィルは良く鳴るオケなのでちょっと編成が多き過ぎたと反省。でも特に44番ではハイドン独自のヴィヴラートの要求に日フィルが良く答えてくれて、アンティークな音がしてたと思う。

その後、関西フィルとみどりの日のコンサート。全く無名に近い16歳のヴァイオリニスト瀧村依里ちゃんが満席の大舞台で見事な演奏をしました。プロのオケとの共演は初めてだというのにのびのび音楽を奏でてました。次回が楽しみ。
後半の幻想は僕自身久しぶり。あのドライヴに関西フィルがよくついてきてくれたと思う。我々の独自な一体感を感じてもらえたと思ってます。以前はこの曲あんまり好きじゃなかったけど、また振りたくなった。

5月は貝塚で3回目のLOVE THE CLASSIC。今回は前半は映画で使われたクラッシック。司会はタレントのおすぎさん。ステージでのテンションの高さとは対象的に楽屋ではすごく礼儀正しく、物静かな方でした。楽屋で飲み物も自分でとりに行ってた。でもステージ上ではもうたじたじで指揮するより神経を使った。これで少しでもクラッシックに親近感を持ってくれる人がいたらなぁ。

5月10日は念願だった神戸での第一回定期。松方ホールはヨーロッパサイズの美しいホール。ロビーの壁一面から見える港もいい雰囲気。心配だったお客さんも満員御礼。
前半はソロに吉田恭子さんでメンデルスゾーン。楽器をよく鳴らしてた。ところでこの曲実は指揮もオケも結構難しい。自分的にはちょっと不満足でした。後半は「火の鳥」や吉松さんの「鳥は静かに・・・・・」。吉松さんのこの曲は本当に美しくてお客さんにも喜んでもらえる。他の人ももっと取り上げてくれないかなぁ。

5月17日は京都の城陽でコンサート。ここの施設はプラネタリウムあり、図書館ありと本当に素晴らしい。雰囲気が明るくて毎回楽しみにしてる。12月にクリスマス、来年1月にはニューイヤーコンサートがあるので是非一度来てみてください!

来月12日から大阪のいずみホールで「ポール・ザッヒャ―の遺産」シリーズを始めます。ポール・ザッヒャ―はスイスのお金持ちで、生前に、バルトーク、ストラヴィンスキー、マルティヌー、Rシュトラウス他 沢山の作曲家に依嘱して、室内オケ用の名曲の産みの父になった人です。このシリーズは以前マンチェスターでやって話題になった。カップリングは邦人作品(吉松さん以外)とシューベルト、シューマン、メンデルスゾーンの交響曲。今回は池辺先生のチェロ協奏曲(名作です。))、シューマンの1番「春」です。お楽しみに! 

というわけで4・5月もあっという間でした。もう夏の香りがしてきて嬉しい。今年こそ日本でもウィンド・サーフィンのボードを買っちゃおうかと迷ってます。(でも一体いつできるんだ?)。

それではまた!      2002年5月25日


ホテルの近くの日本食テイクアウト。
今回はゆっくり食事する時間が全く無くて、朝食、夕食はここで毎日買ってました。本文で言い忘れたけど前回で紹介した唯一の日本人プレーヤーの小松さんとレストランに行った以外は全てここ。

おなじみのタスマニアのホバートのホテルの部屋から見た風景。緑の屋根の下がお気に入りの御寿司屋さん。

お気に入りの御寿司屋さんで。
イスラエルフィルの首席だったけど経済的理由でタスマニアに移籍してきたトランペットのYoram.と昼飯。ここでは先輩の広上さんの話に花が咲く。彼はイスラエルで何度か共演してる。絶賛してました。

 

 


PS1 いよいよサッカーのワールドカップ。代表メンバー発表にトルシエが欠席して批判を浴びてるが、なんで?って感じ。監督がベルギー戦を見に行くのは当然。監督の仕事は日本でアホな質問攻めにあうことでなく、敵に勝つことなんだから・・・・。(ちなみに中村をなんで代表から外したか説明し出したら、他の選手についても説明しなきゃなんなくてキリがない。)

PS2 外務省がこのところ良くない話題が多い。今から10年前、僕はヨーロッパの某国の国際マスタークラスで才能ある4人の一人に選ばれて、その国の世界を代表するコンサートホールでデヴューさせてもらった。その時はTV中継もあり、選ばれたほかの3人の国の大使全員出席してたが日本の大使だけ欠席してた。その理由は日本からきた代議士の接待の船遊び。僕は恥ずかしかった。でも立派な外交官も沢山いる筈。汚名挽回してください!

PS3 中森明菜の「歌姫2」を買う。上手い!選曲が最高!僕の世代の人達にとってはタマラナイ。アレンジもやたら冴えてる。絶対お薦めです。

PS4 オーストラリアで小林よしのりの「戦争論」の1と2を読む。100%受け入れることはできないが、面白かった。時間のある人は読んで損はないと思う。


   
※本ページの写真は藤岡さんのプライベート写真です。
     無断転用はお断り致します。


【藤岡さんのお手紙のバックナンバー】
【2000年6月までのお手紙のバックナンバーはこちら!
みなさんお元気ですか?
2000.7.7
残暑お見舞い申し上げます。 2000.8.11
きょうやっとベルファストから戻ってきました。 2000.8.27
9月23日のコンサートの後マンチェスターに戻ってきました。
 〜 今回はショルティの想い出です 〜
2000.10.02
今、ぼくは兵庫県小野市からの帰りの新幹線の中です。 2000.10.30
今回はマニアックな話です。 2000.11.25
タスマニアの Launceston という町にいます。 2000.12.11
みなさん明けましておめでとうございます! 2001.1.01
最高の恩師、渡邉暁雄先生の思い出です。 2001.2.15
吉松さんのレコーディングが終わったとこ ろです。 2001.3.30
パースの帰りの飛行機の中です。
2001.4.23
気がついたらもう5月末?!
2001.5.26
僕は夏が大スキだけど・・・
2001.6.21
今回は、マンチェスター関係の話 です。
2001.7.24
今はシドニーに向かって飛んでる飛行機の中。
2001.8.28
とうとう夏が終っちゃいましたね。
2001.9.12
いまさらタスマニアの写真は大昔って感じですが・・
2001.10.20
あーぁ今年も後少し。 2001.11.25
あっという間に12月の半ばですね。 2001.12.17
遅れ馳せながら 明けましておめでとうございます。 2002.01.26

相変わらずなんだかせわしなかった。

2002.02.26

10年前の思い出

2002.03.31
〜藤岡幸夫さんを応援するWEBの会より〜
すでに届いたファンの皆さんのメールをご紹介しています。是非ご覧下さい!
そして、あなたも是非メール下さいね!


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